小型犬と大型犬では成長期の期間が異なる
生まれてから成長が止まるまでを成長期といいます。犬の成長期の期間は、犬種によって異なります。犬は生後4~5カ月までに成犬の体重の50%程度まで成長しますが、その後成長が横ばいになるのは、中・小型犬が生後6~9カ月頃なのに対し、大型犬・超大型犬では1才半くらいと差があります。
たくさんの栄養がバランスよく必要
成長期の子犬は活発でたくさんのエネルギーを消費するだけでなく、体が成長する時期でもあり、体や免疫などのしくみが発達するための栄養も必要です。体重あたりのエネルギーを成犬よりも多く必要としています。
成長に合わせたフードの量の調節を
子犬の時期は、成長に合わせてフードの量を適切に増やして成長を促すことが大切です。そのためにも、定期的に愛犬の体重測定をして記録する習慣をもちましょう。 フードはパッケージに記載された目安量を参考に与えますが、性別や活発さなどによって個体差があるので、愛犬の状態に応じて調節してください。大型犬・超大型犬では、急速な成長や体重増加が骨格の成長に悪影響を及ぼすことがあるので注意が必要です。かかりつけの動物病院をもち、愛犬の成長具合についてアドバイスを受けるようにしましょう。
1日数回に分けて与えて
子犬の時期は胃が小さく、一度にたくさんの量を食べられません。1日に与える量を、とくに小さいうちは3~4回に分けて与えましょう。